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韓国通信大手SKテレコムがポリゴンラボと提携、Web3事業を強化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

韓国の通信大手がポリゴンと提携

韓国の通信大手SKテレコム(SKT)は17日、Web3(分散型ウェブ)事業の拡大を目的に、ブロックチェーンの開発企業Polygon Labsとの協業を発表した。

SKTは、独自のNFTマーケットプレイス「TopPort」や、2023年後半の公開を予定しているWeb3ウォレットに、ポリゴン(MATIC)ブロックチェーンを統合する予定だ。さらにPolygon Labsと連携し、Web3関連の有望なスタートアップの発掘や育成に注力する。

ポリゴンとは

イーサリアムの拡張性を高めるためのプロジェクトで、多様なソリューション、イーサリアムと直接接続されるサイドチェーン「Polygon PoS」や、ZKロールアップ型レイヤー2ネットワーク「Polygon zkEVM」などを展開している。

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Polygon Labsのマーク・ボイロンCEOは、「Polygon Labsが開発している技術は、Web3の普及において鍵となるもの。SKTとの提携は、多くの消費者に向けたWeb3の提供における大きなステップだ」とコメントしている。

SKTは今年の4月、子会社SKプラネットを通じて、レイヤー1ブロックチェーン「アバランチ(AVAX)」上での独自ネットワーク「UPTN」の立ち上げ計画も明らかにしていた。

SKTは、Polygonネットワークを通じて、イーサリアムの安全性と分散性に裏打ちされた、高速かつコスト効率の高い取引環境をユーザーに提供することを強調している。

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SKテレコムの取り組み

2021年末のデータによれば、SKテレコムは韓国のモバイル市場で約44%から47%のシェアを持つ巨大企業だ。最近の提携の契約調印式は、ソウルのSKT本社で行われ、SKTのオ・セヒョン副社長兼Web3責任者とPolygon LabsのボイロンCEOが参加した。

オ・セヒョン氏は、「SKTのブロックチェーン経験とPolygon Labsの技術力を組み合わせることで、Web3エコシステムを後押しする大きな価値を生む」と語る。

今後、両社はWeb3スタートアップの韓国市場での展開や、国際的な分散型アプリ(dApps)の韓国への導入をサポートする。特に、SKTの新興Web3企業の発掘とサポート活動を通じて、Web3エコシステムの成長を共同で後押しする方針だ。

Polygon Labsはその一環として、子会社Polygon Venturesを通じ、SKT推薦のWeb3スタートアップへの投資を積極的に検討していく予定だ。

現在、Polygonベースのソリューションは、多くの世界的ブランドによって採用され、Web3の取り組みに使用されている。コーヒー大手のスターバックスはPolygonの技術を活用し、Web3リワードプログラム「スターバックス・オデッセイ」をローンチした。

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一方、エンターテインメントの巨人、ディズニーはWeb3メタバース「The Sandbox」内でPolygonを使用し、仮想空間に自社キャラクターを登場させるプロジェクトを開始している。

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